商標登録に込めた思い【商標登録までの熱い秘話①】

詳細が一切残されていない「陣中占ひ」

商標権侵害をしない為にも、まずは詳細が知りたい！調べても調べても出て来ない…そんな中、所蔵する博物館への聞き取りを行いました。

 

 

所蔵する博物館2ヶ所へ聞き取りを行ったところ、2ヶ所ともほぼ同じ回答がありました。

 

 

所蔵の経緯と詳細

戦争体験者のご遺族より、処分でも構わないから使える物があれば…と寄贈いただき、故人が所蔵していた戦争体験にかかわる品の中にあった。

「陣中占ひ」そのものに対しての詳細は全く分からない。慰問袋に入れられ戦地に届けられていたのかも…と思われるが、入っていたとも、入ってはいないとも証拠になるものは無い。

 

 

ご丁寧な回答の中、「陣中占ひ」の面白さで学芸員さんと盛り上がってしまい、つい長話してしまったのも良い思い出です。その博物館では学校教育向けにか「慰問袋セット」の貸出をしているそうで、その中に「陣中占ひ」のコピーとカッターナイフで複製したものを入れて貸出しているそうです。

 

 

貸出した学校の生徒さんにとても人気のようで、当時の暮らしぶりや離れて暮らす家族への思いは今も当時も変わらない…という感想が多くあるようです。

 

 

私は復刻版製作の印刷とカッティングは業者さんにお願いしていますが、昭和時代の「陣中占ひ」は小刀で切ったような跡があり、カードも不揃いなので、人の手作業で製作されていた可能性があると思います。…そう思うと学芸員さんも「陣中占ひ」が大好きで、学校教育に役立てて欲しくて、手作業で複製した熱い思いが伝わり、暖かい気持ちになりました。

 

 

あらあら…

私も好きすぎる陣中占ひへの気持ちは、つい長話になってしまいます。長いので②に続くことにいたします。

 

 

 

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復刻版占いカードは陣中占ひ